イエスの御名をどれほど繰り返して唱えても、祈りのためにどれだけ長い時間跪いていても、神の愛についてどれほど黙想しても、欠くことのできないある種の理解が伴っていなければ、あなたの無知という黒い炭は、純白の霊的純粋さとはなりません。あなたが、神の本質と、神の理想とする地上の在り方とを把握し始めるとき、神の英知の光は、おのずから、この世と次の世のあらゆる側面を、明るく輝く純白なものに変えて行きます。そこには無知の闇は存在する余地がありません。無知はおのずと消えてしまいます。神に関する知識が育てば、無知は自然に去って行きます。


現代人は心配の餌食となっています。この心配の原因は何でしょう?満足感の欠如がその原因です。金持ちは財産を蓄えているにもかかわらず満足していません。心配することが急ぐことの原因であり、この2つが一緒になると不健康を招きます。したがって、「心配すること」と「急ぐこと」と「カレー」(脂肪分の多い食べ物)が、心臓病のそもそもの原因です。


私たちはなぜ健康を損なうのかをよく調べなければなりません。考えすぎ、心配のしすぎ、勉強のしすぎが、人間の病気の主な原因です。学生の中には四六時中勉強に熱中して、健康を損ねている者もいます。すべての物事には限度があります。ギリシャの哲学者アリストテレスは、人間の消化器系統について広範囲に渡る調査をし、その結果、考えすぎによって自分の健康が悪化し、ついには消化器の問題で死亡しました。専門医ヘリンの根を詰めた心臓病の調査は、ヘリン自らを心臓病患者にさせ、ついには死に至らしめました。どの分野においても、活動の過多は健康に有害です。肉体の限界と、それに応じて行動することを、心に留めておきなさい。